小布施堂ENTOTSUの朱雀

ランチで小布施の蔵部に出かけていったときに、車を止めて、小布施堂の本店横の正門から入り、敷地内を抜けて吹き寄せ料理の蔵部に行きました。 蔵部でランチを食べるときはいつも同じで、私がお造り定食で、嫁さんが魚定食になります。

蔵部のお造り定食 蔵部のおさかな定食

お造りとお魚、後は竈炊きのご飯に味噌汁・お浸しに茄子が添えてありました。 食事がすんでから、また敷地内の道を逆戻りすると、蔵部に向かうときにも気になっていたのですが、ハートの形をした水受けがありました。

ハートの形の雨水受け ENTOTSUの看板

この敷地内の歩道は何度となく歩いていますが、このハートの形をした雨水を受ける水受けに気付いていませんでした。 天然の岩をうまく加工して作ってあります。 その横に朱雀専門店のENTOTSUがあります。 オープンしたのは近年だと思いますが、まだ一度も入った事がありませんでした。 おそらく数年前からだと思いますが、シーズン限定の朱雀が人気で昨年は早朝5時ぐらいから整理券を求めて並ぶ人ができたほどで、多くは県外者ですが、これほどの人気になる事は想像もしていませんでした。 初めてを食べたのは10数年前の事だと思います。 本店で食事をしたときに、朱雀をお願いしました。当時は注文を受けてから工場に行き、作っていたので、結構待たされた記憶があります。 当時の感想は微妙です。 それがあまりにも有名になった事で気になり、昨年整理券を求めてから、ふたりでひとつ食べました。 同じはずなのに美味しいと感じたのは不思議でした。

ENTOTSUの朱雀

ENTOTSUの朱雀は、モンブランの上に栗が糸のように乗せられていて、今のシーズンでも食べる事ができますが、シーズンの朱雀は栗餡の上に生栗が糸のように乗せられていて、見た目は同じでも違います。

ENTOTSUの店内から窓を望む 升一市村酒造のレンガ作りのエントツ

ENTOTSUの名前の意味が、店内に入りテーブルに座って、気づきました。 窓からエントツが見えているのです。 江戸時代から続く、升一市村酒造のレンガ作りのエントツが見えているのです。