通路をスタンプコンクリートアシュラで施工する。

スタンプコンクリートアシュラで施工する通路

道路から玄関までの長い距離を、スタンプコンクリートのアシュラ模様で施工している現場です。 工事の完成にはもうしばらく時間がかかりますが、通路部分は完成しています。 カラーはメープルとライドグレーのハードナー(色粉)を使いました。 エクステリアの現場でコンクリートの模様・色付けで多く施工されているのは、ペーパーコンクリートで、コンクリートの打設後、コテが最初の抑えをしてからしばらくおき、ステンシル(紙形)をコンクリートの上に敷き、その上から色粉を撒いて、またコテで抑えます。 翌日、コンクリートが固まってから紙形を剥がしてからシーラーを塗り、仕上げる工法です。ペーパーの場合は紙形を剥ぐと、剥いだ場所はコンクリートが見えてきます。表面の仕上がりも立体感のない平面で仕上がる工法です。 今回の現場のようにスタンプで施工すると、色粉をコンクリートの表面全部に撒き、上からマットで形を押していくので下地のコンクリートは見えなくなります。表面もマットの形を押すことで凹凸ができ、よりリアルな仕上がりになります。 見栄えは、スタンプコンクリートの方がいいのですが、多くの業者がこの工法で施工をしないのは、初期投資(マットを購入)が難しいからです。 長野地区でマットを持っている業者は限られています。 当社は15年程前からマットを購入して施工しているのでペーパーコンクリートよりもスタンプコンクリートの方が多く施工をしています。

スタンプコンクリートアシュラで施工する通路

仕上げにシーラを塗り、表面を保護しています。 マットの形はこのアシュラ型の他に、木目・ヨーロピアン・シームレスがあります。