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リサイクルガラス
オンリーワンマテリアルに掲載している「クリスタルグレインハイ」は再生粉砕ガラスを樹脂で固めて施工するもので、骨材のガラスはビンなどを砕いて再利用したエコな商品です。

この粉砕ガラスをまた違った形の商品として活用できないか、只今開発中です。今回はホワイトセメントとませ合わせて硬化し、洗い出しの様にできないか試してみました。
ボウルに骨材の粉砕ガラス、セメントを2:1の割合で入れ、少量のお水と一緒に混ぜ合わせます。この洗い出しの材料の比率や工程が分からなかったので、Nさんに教えてもらいながらの作業です。

今回は小さめのシリコン型に入れてみました。(コーラの模様はお気になさらず…)
コテ代わりのヘラでペタペタと平らに均していくと水が上がってきます。しっかりと隙間までガラスとセメントを詰めて乾燥します。

その後洗い出しして表面のガラスを出したものがこちらです。結構いい感じに出来ました!
これを何に使うかは未定ですが、頑張って作ってくれたSさんは、この上に花瓶を置いたら素敵なのでは?もう少し大きいサイズで作って、大きめの花瓶も置けるようにしたらいいかも。と、色々アイデアが出てきました。エクステリアに活用するとしたら、コンクリートに埋め込んでワンポイントにしてあげるのもよさそうです。これはまだまだ試作ですが、色々と工夫してもっと効率よく素敵なものを作れるように開発中です。

粉砕ガラスの他に、ガラスを割った時に出るシェルガラスもいくつかあるのでまた違うものを作ってみたいです。
発泡パネルとガラスを
少し前に駒ケ根にあるF&Fさんの工場見学をしてきましたが、そこでご紹介していただいたのが「スマートFウォール」という発泡パネルの門柱や擁壁でした。大地震がおきたとき、万が一倒れてしまっても大事故に繋がらない安心な製品で、軽量ですので施工性にも優れています。パネルの上から素材を貼ったり、塗装もできますので自由度が高いです。
よくある発泡スチロールというのは、発泡剤を加熱し50倍~60倍程度に膨らませたものですが、このスマートFウォールの発泡は20倍ですので強度もしっかりとあります。3mほどの擁壁もこのスマートFウォールで施工すれば安全安心ですね!


この高強度の発泡パネルをいくつかいただいて帰ったのですが、このパネルとダルガラスを使ってまた新商品として何かできないか、只今試行錯誤中です…。大阪にあるジクウアートさんにもご協力していただき、パネルをくり抜いたところに厚みのあるダルガラスを入れコーキングで固定した物や、ガラスを割った時に出るシェルの破片を付けてもらいました。これをそのまま門柱に出来るとしたら、施工の時間も短縮できますし、見た目も素敵になりそうです。


エクステリアをガラスで飾る
トレドでは今までにオリジナルのエクステリア商品をたくさん開発してきました。特殊塗装をしたH鋼や表札、ガラス製品などなど…中でも人気なのが、型にガラスを流し込んで作られた「ニューカットダル」という14色のガラスです。

土間コンクリートに埋め込んだり、門柱に張り付けたり無機質な部分に素敵な差し色を取り入れることが出来ます。
数年前、上の写真のような流し込みタイプのガラスではなく、職人さんが手割りで形を作って仕上げる「カットダルJタイプ」や「ジクウEXパネル」が新商品として登場しました。

この商品は、大阪府にあるジクウアートクリエイションさんとの共同開発で生まれたものになります。一つ一つが職人さんの手作りなので同じものは無く、世界に一つだけの作品になります。ステンドガラスのような薄いガラスを重ねたものではなく、厚みのあるダルガラスを使用していますので、屋外に置いても結露の心配がありません。
そして今、このガラスとF&Fさんの「スマートFウォール」にも使用されている発泡を使って、新たな商品を開発中です。また次回、日曜のブログで写真も併せてご紹介しようと思います!
新人研修
先日新たにRINKASAの仲間になった新人さんたちがトレドへ研修にやってきました。今回の研修内容はトレドオリジナル商品ニューカットダルにサンドブラストで、各々好きにデザインして彫ってもらうことにしました。

トレーシングペーパーにカットダルの枠だけ書いたものを3人に渡して、フリーハンドで好きにデザインを描いてもらいました。その線をマジックでなぞります。その後は上の写真にある様に、樹脂でマスクを作り、よく乾燥させていきます。M君とても丁寧に作っています。

乾燥させたマスクはカットダルのサイズに合わせてカットして貼り付けていき、養生テープで保護します。マスクを付ける時に大切なのはガラスとマスクの間になるべく気泡が入らないようにすること!NさんIさん、テキパキとあっという間に作業が進んでいきます。

その後はいよいよサンドブラストで彫りの作業。意外と強いサンドブラストの威力に驚きつつ、バッチリ掘ってもらいました。なるべく全体が均等な深さにするのがコツなのですがそれが中々難しい!少し樹脂マスクが剥げてしまったところもありましたが、それがまた手作り感でいい感じです。

彫った後は最後の仕上げで塗装をしました。そしてマスクを剥がし、クリーニングをして完成した物が上の写真です。みんな初めてとは思えないほど、上手に作ってくれました。
今回は新人さんに作ってもらったカットダルのデザインですが、ご希望であればお客様のプランにも入れることが出来ます。また、今回の様なサンドブラストの体験もできますよ!