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展示場の小端積み
トレドの前をよく通られる方はお気づきかと思いますが、只今展示場の小端積みをトレドの職人さんたちがせっせと造っております。
今回使用したのは、岐阜県の花崗岩「気良石(ケライシ)」で、少し赤味がかった優しい雰囲気の石です。ゴロゴロと大きい気良石が並んでいますが、この石を大きさや形、厚みを見て上手に組み合わせていくのです。大きすぎる石や、形を整える時は右上の写真の様な道具を使って調整していきます。
作業を見ているだけの私は心の中で「テトリスみたいでおもしろそう…」とか思っていますが、実際にはうまくかみ合う石を見つけ、合わなければトンカチで少しづつ割って…とすごく地道で大変な作業です。ちなみに写真に映っている鉄筋は、もちろん亜鉛メッキ鉄筋です。
上の写真は作業中の写真ではありませんが、もうここまで積まれています。
大きい石から小さい石、厚いもの薄いものとバラバラな石でも組み合わさってキレイに積み上がっていきます。
今日ふと見てみると数カ所ぽつぽつとくぼみがあるのを発見しました。配線が通っているので、照明が付くんですね!絶対合うと思います。
気良石が載っているカタログには、「どこか古びた印象が漂い、懐かしさと品の良さを感じさせる庭を演出します。」と書いてありますが、どんな風に仕上がるでしょうか!とても楽しみです。きっと植栽ともすごく合うと思います。
乱貼り石と樹脂舗装のアプローチ
道路から玄関までのアプローチは家を演出するなかで重要なポイントとなります。
アプローチで使用する素材は色々ありますが、今回は乱貼り石と樹脂舗装を組み合わせたアプローチをご紹介します。

こちらはできたてホヤホヤの現場でまだ植栽がありませんが松本市で施工させていただいたアプローチです。縁にレンガを使用し、イエロー系の薄い色合いの乱形石を貼りつけ、残りのスペースに樹脂舗装を施しています。
樹脂舗装とは天然石の砂利を樹脂で固めたものです。
縁のレンガを2色交互使いにしていますが、レンガの薄い色が乱形石の色に近く、レンガの濃い色が樹脂舗装の色に近くなっているのでバランスよく仕上がっています。
もう少し暖かくなったら植栽を植える予定なので更に雰囲気がよくなると思います。

こちらも松本市で昨年施工させていただいた現場です。
道路近くを乱貼りにし、玄関近くを樹脂舗装にしています。
樹脂舗装には必ず縁となる物が必要になりますが、こちらはピンコロ石を縁に使用しています。
道路から玄関までの間を楽しみながら歩けるようにできるといいですよね。
是非ご参考にされてみてはいかがでしょうか。



















