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数年前に施工させていただいた作品になります。

今回は植栽した樹木の剪定作業をさせていただきました。

植物が育ち浅間石が見えない状態になっていたので今回の剪定は植物の幹を元から切り詰める選定方法をとりました。

高木のダンコウバイ・ソヨゴ・アオダモ・ヒメシャラ・ヤマボウシはまだまだ大きくなってもらいたいので返り枝やあや枝（交差している枝）を外し、先を止めない剪定をとりました。

樹木がちゃんと根付いたので竹の樹木支柱も取り除きました。

次に一番大事な低木下草剪定です。庭を眺めるとき人の目線は目の高さより下の空間に目が行くからです。

伸びすぎてしまった低木や下草は小さくしようと樹木の先端で切り詰める選定は大きな間違いで、これを繰り返せばごつごつの樹勢になっていきます。低木・下草の剪定の時はまず植物の根元をよく見ます。すると、小さな芽や枝がたくさん控えているのでその芽や枝を大事に育て、大きくなりすぎた枝を外していきます。枝を更新することで風にゆらゆら揺れるような優しい樹勢を保つことができます。

長野県の浅間山が噴火したときに飛び出し、長年土の中に埋もれていた貴重な溶岩石である「あさま石」トレドでは使用することが多い石の一種ですが、以前、愛媛県の今治市のエクステリアをされている同業者様に依頼され「あさま石」を手配したことがありました。先日その施工場所を訪れる機会があり伺ったのですが、山国信州では想像もできないほど、波のおだやかな海が広がり、静かに時が流れる空間が広がっていました。「鴨池海岸公園」です。キャンプ場や海水浴場があり、そこに一棟貸しリゾートハウス「LeaLea Resort Villa Kamoike]　があります。そのVillaの外構に使用されていて、建物を囲むガビオンの中にあさま石がきれいに入っていました。

こちらの貸し切りVillaはとても素敵で、1Fと2Fにベッドルームが3部屋あり、キッチンやBBQグリル、ランドリーなども完備していて、お庭でBBQをするときのセットやキャンプセット、食材など色々なものがレンタルできます。また、自分で作るよりゆっくりしたい方用にイタリアン料理の出張サービスまであるようです。中を見せてもらえる予定だったのですが、当日外国のご家族が滞在していたのですがすごく気に入った様子でもう一泊延長することになったので、外観だけの見学となりました。長野から今治はとても遠かったのですが、家族で連泊できればとてもいい思い出ができそうな場所でした。