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天然素材
完成したお庭をご紹介します。
こちらの作品は南面に交通量が多い道路がありそこからの目隠しが必要でした。目隠しフェンスにはF&Fのマイティウッドを採用し、コンクリート擁壁と合わせ高さ1800㎜を確保しました。マイティウッドは樹脂フェンスで腐らず耐久性のある木調フェンスです。
門柱にはディーズガーデンのティンバーを立て玄関ドアの目隠しもかねています。ティンバーはFRP素材でしっかりとした木目がデザインされているポールで人気急上昇中です。ポールを立てると空間にゆとりが出ますね。
駐車場と玄関まで40㎝高低差があり階段が必要なお庭でした。コンクリートやブロックで階段を作ることもありますが、この作品のこだわりポイントの一つで天然石の鉄平石を小端積みにし階段を作りました。石の陰がアクセントになり自然な感じになりました。
植栽は成長の遅い樹木を選択し管理の楽な植栽にし四季折々の花が咲くように植栽しました。数年経てば低木や下草が育ち趣のある庭に変化していきます。
アプローチ脇には砂場を作りお子さんが砂遊びできます。砂場が必要なくなれば植栽スペースにもできるのでご家族で楽しんで頂ければと思います。
なじむ。
お客様の現場調査の途中に2年前施工させて頂いたお客様のお宅に立ち寄りました。
植物が元気に育ち、建物・ジュエルグラス門柱にとても馴染んでいました。
完成時はポツポツしか植えなかった植物ですが成長し共存しながら景色を作っていました。植物の成長量や葉っぱの色・花の時期など合わせる事でバランスがよくなります。好きな植物を植えて楽しむことも大切ですが成長しすぎてバランスが崩れてしまうので気を付けたいところです。
こちらの作品は17年前に施工しました。
天然石に苔が付きシシガシラ・シダ植物が生えてきています。年月が経つと環境が整い、いろいろな植物が生えてくるので楽しみが増えますね。
庭がなじむことで人間では作ることのできない景色が生まれます。
自然には勝てないなぁ~
完成現場撮影②
先日のブログに引き続き、完成した現場のご紹介です。
道路から見ると諏訪鉄平石の石貼りと、カゴ石が目立つお家です。
ファイバーレジンの目地はコンクリートや石貼りと高さを同じに出来るので、雪の降る長野ではおすすめの商品です。
アプローチを通り、門柱の奥に進むとタイルデッキと天然芝(高麗芝)のお庭があります。
天然芝のメリットの一つにバーベキューなどの火の取り扱いが出来ることです。
人工芝だと熱で人工芝が溶けたり、油で汚れてしまうこともありますが、天然芝はそういった問題がありません。
お庭には菜園スペースもあるので、育てた野菜でバーベキューをしたら、きっと良いおうち時間になりそうですね。
夕方のお忙しい時間にご協力ありがとうございました!
鉄平石 小端積み
先日完成した現場のアプローチには鉄平石が使用されています。高低差があるため1段の段差をつけましたが、段差の側面は鉄平石を小端積みにして施工しました。小端積みとは名前の通りですが、板石の小口や小端を見せて重ねていくものです。単に板石と言っても厚みや石の割れ方がそれぞれ違うので、きれいに見えるように組み合わせて職人さんが積み上げていきます。乱貼りの鉄平石からさりげなく見える小端積みがとてもいいアクセントになっています。
こちらはフェンスの基礎にブロックではなく小端積みを使用した現場です。写真でもわかるように大きい石から薄く小さい石など細かく組み込まれています。天然の石なのでグレーや茶色、少し黄色がかった石などが混ざり、より自然で植栽と絡めたときにも違和感のない風景に仕上がります。水で濡らせば石の色がよりはっきりと出てくるのできれいです。ブロックやコンクリートではなんだか物足りない、もっと自然に見せたいという方は小端積みもいかがでしょうか。
鉄平石の他に立派な門柱も施工させていただいたのですが、その門柱の前に咲いていたのがハナシノブでした。葉っぱの形と縁が銅葉っぽい所、落ち着いた紫が渋くて好みでした。漢字で書くと「花忍」でこれまた渋くていいなと思いました。花言葉を調べると、「待っています」「あなたを待つ」という花言葉で門柱前にぴったりの花ということが判明しました。