亜鉛めっき鉄筋をご存知ですか?

トレドでは使用する鉄筋を亜鉛めっき鉄筋を使用することができます。ほとんどの業者はブロック積みのときに使用する鉄筋を普通の鉄筋で使用します。鉄筋を配筋することは建築基準法で定められています。また(社)日本建築学会では「コンクリートブロック塀設計基準」「ブロック塀施工マニュアル」「壁構造配筋指針」など構造や施工の色々な規定があり、ブロック塀の安全を確保するために推奨する数値が決められていて、この学会基準の方が、より厳しい基準となっています。でも、そこにはD10以上の主筋を配置と通常のD10の鉄筋との記載になっています。ほとんどの業者や施主様が「亜鉛めっき鉄筋」の存在を知りません。亜鉛めっき鉄筋は「錆びる」ということに対して絶大な威力を発揮します。では「錆びる」と何がいけないのかということになります。設計基準通り施工していても、ブロック積みの場合では、ブロックの空洞部分が小さいため、完全にモルタルを充填することが非常に難しく、被り厚が基準通り確保できないといった理由により、あっという間に内部の鉄筋が錆てしまいます。鉄筋は錆びると約2.5倍に膨れ上がり、ブロックに亀裂が入り破損につながります。そこで錆を少しでも遅らせるために溶融亜鉛メッキ処理をした鉄筋を使用することで、錆を遅らせることができます。トレドではJIS規格の最高品質であるHDZT-77を使用しています。77という数字は溶融亜鉛めっきの膜厚を表していて77㎛以上を示します。ほとんどは80㎛以上の膜厚になります。亜鉛メッキは1年間に1㎛溶けると言われているので、単純に考えても鉄筋は80年間亜鉛の被膜に守られているという事になります。

通常の鉄筋と溶融亜鉛めっき処理された鉄筋