道後温泉での宿は「大和屋本店」で道後温泉本館から歩いてすぐの場所にありました、部屋は七階でしたが、四階の中庭に能舞台があり、いろいろ体験することが出来ました、普段、能舞台に上がる事も無ければ、能を鑑賞することもありません。 能舞台の正面と側面が食堂なっていて夕食の時間には能を見ながら食事をすることもできるのですが私たちは別の階での食事だったので寒い中庭でふるえながら鑑賞していました「八島」は平家物語から
本来は、女性は舞台に上がることが出来ないみたいです、靴下も白でなければ駄目、嫁さんは黒のソックスを履いていてたので上から白い靴下を履いて舞台に上がりました。
実際に使われている小鼓を抱えて叩く体験もしました、この鼓はかなり高価なもので百万円に丸が付くとか、本当かな、鼓は皮の所を叩くのではなく縁を叩くと反動で自然に皮の方に指がいき音が出るようです、なんとか鳴らす事が出来ました，面もかぶってみましたが眼の部分の穴が小さいので前方が難かったです。こんな事が体験できるとは思っていなかったので良い想いでになりました。
松山に行くのは初めての事です。 松山では行きたい場所が二ヵ所で松山城と道後温泉本館です。
松山城は山城で市内の小高い山の上にありました。 NHKのドラマ「坂の上の雲」を見てから松山城行上からの眺めを見て見たかったのです、最初は松山港から直接行き駐車場を探したのですが、なかなか見つからず、一旦宿にチェックインしてから路面電車に乗り道後温泉から五つ目ぐらいだったか停車で降り、ロープウエーイ乗り場から数分で山の途中まで行き、そこからは坂道を歩いて天守閣まで行きました、付いたのが午後四時半ごろで、天守閣への入場が終了の時間で中には入れませんでしたが、外内の海まで臨める景色は見る事が出来ました、最初に宿に行っていれば間に合ったのですが。 天守閣などの建物は焼けて建てなおされたものですが、石垣は当時のものです、とても綺麗なラインが印象的でした。
また、路面電車に乗り道後温泉まで。 料金は一律一回百五十円のようです。 駅には、からくり時計があり、丁度五時になった時に動きはじめました、二階建ての本館を真似した時計が四階になり各階から人形が出てきて踊っています。 駅から商店街のアーケードを歩いていくと突き当たりに道後温泉本館があります。 入館する人の行列が夜遅くまでできていました。
宿は本館から歩いて数分の場所ですぐでした。朝は六時から本館が開くのですが正月はその時間でも並んでいるらしく、夕食が終わるとすぐに向かいました。食事時間と言う事もあり、行列は切れていましたが、一階の浴槽に入るとすごい人で大変でした、それでも本館お風呂に入れて満足、今回は一階にしか入りませんでしたがね次会は三階の個室を使いお茶を飲みながら他のお風呂にも入ろうと思っています。
道後温泉にはまた行きたいですね。
広島港には予定より一時間以上早く到着したので、一番乗りでした。広島で渋滞に合うといけないと思っていたのですがスイスイ順調でした、一月四日は混むのではと予約を入れておいたので安心です、広島港から呉を経由して松山までの2時間40分の旅、呉港には戦艦・潜水艇なども見え、戦艦大和の故郷だと実感できる所でした、とても大きな作りかけの船も見えました、呉港を出ると平清盛が切り開いたとされる巾90メートルの海峡 音戸の瀬戸が見えてきました。
2年前に四国に行った時には、今治から尾道へと島から島へと渡る橋を走り「しまなみ海道」を車で走ったので、何処が島なのかはっきりとわかったのですが、船で瀬戸内を行くと次から次にと見えてくる大地が島なのか陸なのかまったくわかりません、それほど多い瀬戸内の島。 呉港から乗船した83歳のおばあちゃんが隣の席に座りいろいろ話を聞かせてくれたのですがこの風景の事を「多島美」と呼んでいました、乗り物酔いするので酔い止め薬を飲んだのですが、穏やかな瀬戸内の海なら酔う事もなさそうです。
呉からは、話相手が出来たおかげであっという間に松山に到着しまして。 瀬戸内でフェリーに乗るのは小豆島依頼です、あのときも穏やかな海で快適な船旅でした。 大阪から那覇までフェリーで行った時・那覇から石垣にフェリーで行ったとき北海道で日本海に浮かぶ島にフェリーで行った時、いつもひどい船酔いになりました。 それからというもの旅に出るときには、かならずセンパーのアンプルを持って行くことにしています。
行く前から、宮島にいったら、穴子めしを食べたいと考えていました。 嫁さんの実家が知多半島の半田市で、家のすぐ近くにある寿司屋「魚よし」でいちばん美味しいのが穴子のにぎり、魚よしで穴子を食べるまではあまり美味しいと思っていませんでした、東京の屋台船で食べた大穴子の天麩羅で酔ってしまったのが原因だと思いますが。 宮島では穴子めしを食べようとお昼に到着するように京都を出発して、宮島の桟橋すぐ手前までにお昼には着いたのですが、そこからが大変、車を駐車場に入れるための行列に一時間半は並んでいて２時半を過ぎてしまった。桟橋に向かう途中にガイドブックに載っていた「うえの」を見つけ行って見ると長蛇の列、待ち時間を尋ねると４０分以上、諦めて桟橋からフェリーで宮島に向かいました。
宿に着いたのが３時頃で、さっせく厳島神社に参拝して、参道の両側に並ぶお店を見て廻ると、紅葉まんじゅうのお店が何軒かあり、揚げまんじゅうのお店は行列、にぎり天のお店も何軒もありました、もちろん穴子めしの看板の出ているお店も何軒もあります。お昼抜きだったので、豚まんでは無く穴子まんをひとつ、もう買わないかな、にぎり天のゲソをひとつ、まぁまぁです。 それから山手に向かうと急に人が少なくなり静かな通りを歩く、見つけたのが、人気の穴子店「ふじ多や」４時半だというのに、外で待つ人がまだいました。 宿での夕食の時間も近かったので諦めました。
翌日は、広島港からフェリーで松山まで行くので、早めに宿を出て、桟橋から駐車場に向かう途中、穴子めしの看板のあるお店が開いていたので駄目元で、聞いてみるとお弁当がありました。買ってからしばらく歩くと前日行列だったうえのに のれんが掛けられていたので聞くと、お弁当がありました。 お昼にすればいいと穴子弁当がふたつ。
広島港に着いたのが１０時過ぎ、出発が１１時２０分で待ち時間があったので、速めの昼で穴子めしの食べ比べ、うえのの方が美味しかったけれども出来ればお弁当ではなく、穴子めしを食べて見たかったです。宮島では 牡蠣を殻ごと焼いているお店が何軒もあったのですが、今回は食べませんでしたノロが怖いです。 旅に出た時 食事も楽しみのひとつです。
３日の日は宮島に宿泊しました。 宮島に最初に行ったのが１０代の時で、その時には泊まりませんでしたが、２０代で行った時、３０代で行った時も同じ宿で、もみじ谷にある岩惣です。この宿の雰囲気が好きです。 今回も、同じ岩惣、これで３度目の宿泊です。
部屋は、本館の、もみじの間で部屋の窓からは紅葉谷が見えていて、時々もみじ谷の傾斜を鹿が歩いています、眼下に透き通る川が流れていてねとても癒される宿です、部屋の作りもとても良い雰囲気で、隙間風が入ってきそうな部屋でしたが満足できたように思えます。
宿の岩惣さんから厳島神社までは歩いても５分ほどで行くことが出来ます。昼間は海の中にあった大鳥居ですが、夜になると潮が引き鳥居の所まで歩いて行くことが出来ました、下に立ってみると鳥居の大きさが良くわかります、夜になって宮島では珍しいという雪が舞っていて長野育ちの私でも寒く感じられました。 良い所なんですが正月にはいかない方が良いかな、昼間は人・人・人です。