コルドバで買ったひとつの絵。

家の玄関に絵が飾られています。 20年程前だったか、スペインのコルドバで見つけた瞬間に欲しくなり購入した絵で、地元の学生が描いた、いかにもアンダルシアらしいと感じられ即、購入する事を決心したものです。 旅にでて、特に海外に出かけた時に、絵を購入する事が良くあります。若かった頃は、海外のおみやげといえば、お酒は飲めないし、たばこも吸わないけれど、その、どちらもお土産として買っていたと思います。 プレゼントしたものが多いのですが、中には、今でも、買った当時のままのお酒が家に残されています。この絵を見ると何故かアンダルシアの街並みを思い出す。

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当時、日本円で、1000円程で購入、 こんな価格の絵はこの絵ひとつだけですが、金額ではなく気に入っています。額は戻ってからこの絵に合うもの探しました。 コルドバの街を、ひとりで歩いていて見つけた絵、 狭く、曲線を描くように曲がった路地の両側の建物は白壁、この地方の壁は白が多く、壁に花が飾れている、路地からは見えないけれど、パティオ「中庭」のある家も多い。 強い日差しを避けるために造られたパティオ。

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白壁がとても似合う街並み、至る処にハンキングがある、アンダルシアの地中海に面した町からは、アフリカ大陸が見えていた。 コルドバは紀元前にローマ帝国によって建設された町で八世紀に最盛期を迎えた街です。

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この町で、とても強く印象に残された建物がある。 「メスキータ」 イスラム・キリスト文化が混在する不思議な感じのする場所でした。 かっては丸い円柱千本はあったようですが、現在では850本の柱が残されていて馬蹄形のアーチが魅力、この建物の中央にキリスト教聖堂があるのが不思議、建物の一部を直したものの見事な、このメスキータの原型は残されました。

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エクステリアの仕事をしていると、つい建物や歩道に眼を向けている。 歩道は天然石が敷かれていて目地などは不揃いでも素敵に見える、日本人は少し几帳面すぎるように思う時がある、細かく見るのではなく、全体のバランスが良く見える事も大切だ。