置場のテコラ(破砕瓦)

以前はなく、ここ数年当社で人気のある工事が幾つかあります。きらきらと輝くガラスパネルのジュエルグラス、コンクリートの床の中に埋め込んだカットダル、目隠しに使われる樹脂板・・・そして建物周りなどに使用されるテコラ(破砕瓦)があります。エクステリアに使用する商材は問屋さんが持ってくるメーカーカタログの中から選ぶことが多いのですが,問屋さんも知らない商材で私たちも知らないような商材もたくさんあります。

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三年前に、松本の展示会で見かけたのが、テコラ(破砕瓦)です。上田の瓦屋さんが造園屋さんのブースの中に出店したのです。テコラは、古い建物が解体された時に出る屋根瓦で産業廃棄物で、勝手に捨てる事が出来ないので費用を払って瓦屋さんに引き取ってもらっています。上田の瓦屋さんは、産廃で引き取った瓦を砕いてテコラを作る機械を日本中の瓦屋さんに販売しているので、各地の瓦屋さんからテコラを集めています。 瓦はその土地の土を焼いたものなので色合いも違います。当社はその中から能登の瓦を使用しています。 色合いがいちばん好みに合っているので。

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先日、工事を終え引き渡しをした現場にもテコラを使用しています。以前は建物の周りには砕石を使用していたのですが、見た目は決して綺麗なものではありませんでした。テコラは砕石と比較して骨材は多少高いのですが、敷きこみ手間には変わりないのでさほど高くはありません。

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上の写真は防草シートです。テコラの下に敷きこむと雑草が生えづらく草取りが楽です。ただ防草シートであれば何でもいいわけではありません。当社が使用している防草シートは0,4mmで、この厚みであれば一番やっかいなスギナも突き抜ける事がないので大丈夫で。、量販店で売られているものはこれより薄くあまり役に立ちません。

当社で使用している防草シートは直射日光を五年間当て続けても大丈夫、耐久性のある防草シートです。その防草シートとテコラを合わせて使用すると、いつまでも綺麗で管理の楽な空間を作ることができます。

当社で使用頻度が高いテコラは定期的に10トン車で購入しています。置き場にはトン袋に入ったテコラが置かれていますが、すぐになくなってしまうほどの人気です。