日: 2014年10月30日

今回の旅で楽しみにしていたのが、プリトビッチェとドブロブニクです。 プリトビッチェは16の湖と92の滝が織りなす素晴らしい景観を見せてくれる場所です。 東の九寨溝・西のプリトビッチェと言われています。 この公園の中を2時間以上の時間を掛けてウォーキングしました、こんなに歩いたのは久しぶりで、少し体が痛くなりましたが綺麗な風景のおかげで最後まで歩き切る事ができました。

ヨーロツパを襲ったハリケーンがドンドンクロアチアに近づいていて天気の事を物凄く気にしていたのですがラッキーな事に最高の天気でした、前日までは増水していて歩けない場所もあったようです、そして見学した翌日には、雪が降ったようです。 入り口から入っていくと最初に眼にする風景が大滝です、何段にもなり下の川に水が注がれていました、野生のカモもたくさんいて湖の中にはこれでもかと思えるほどマスの仲間でしょうか魚がたくさんいてビックリしました。

エメラルドグリーンの水で時間と共に色が皮っていきます、浅いところで2メートル深いところで40メートルの湖が続きます、対岸の景色が湖面に鏡のようになって写っています、とにかく綺麗な湖です。

上の湖から下の湖までは100メートル以上の高低差があり、幾つもの滝を通過して、それぞれに表情が違っていてあったく飽きることがありません。

湖に沈んでいた大木は、すぐにでも手が届きそうに見えていますが、10メートルの深さに沈んでいるので、いかにこの湖の水が透明なのかよくわかってもらえます、期待していた紅葉は、残念な事に、この夏が暑すぎて、早くから葉を落としてしまっていて見ることができませんでした。

公園の中では自然に咲いている花を見ることができ、一番たくさん見えたのがシクラメンです、原種系のシクラメンは今私の庭でも咲いていますが、自然の中で咲いているシレネ・スカビオサを見たのは初めての事で嬉しくなりました。 まだ他にも何種かの花が咲いていましたが気候のせいでしょうか色がとても綺麗でした。

今回の旅で、予定されていなかったのですが立ち寄った場所がありますプリトヴィッツェ湖群国立公園の30?北にあるスルンチツェ川とコラナ川の合流点にある小さな村です。 内戦で破壊された村は、復旧されて何も無かったかのような静けさを取り戻した村です。バスは川の流れる上高台の路で止められて道の下を見た時に、思わず歓声を揚げたくなる気持になってしまう素敵な風景。 初めて知る村で頭の中はノープログラムだったらいもあり高ぶる思いは久しぶりに感じる感覚でした。

坂道を下り橋の上まで行くと、村の様子を目の前にすることが出来ました。 村に建つ建物の床下からも水が流れ落ちた木となって下の川に流れ込んでいました、川に名が落ちる滝は幾つもあり橋の上に居るだけでもシブキが顔にもあたる感じで村中がマイナスイオンで包まれているようです。 晩秋のクロアチアの村は、本来であれば冬を前にして寒いはずでしたが、予想よりも暖かくて、とても気持ち良く思われました。

橋を渡り村の中に進むと池があります。 とても澄み切っていて綺麗な水、この池の水も滝となって下の川に流れて行きます。 こういった池は何か所かあるようです。

村の家には壁に花がかざられていて、ヨーロッパではこういった感じで見る事が出来る場所が多いです、川辺でツリバナを見つけました。 自宅のツリバナは実も落ち葉もほとんど落ちてしまっているのですが、暖かなのでしょうか、小さな村でした、村の中を歩いていても見かけた村人は数人だけで、滝音が聞こえて来るだけでした。