年末恒例、「だるま」に眼を入る。

年末が近づくと、決まって大きな、だるまがやってきます。一年に一度の事なので、だるまが来ると、正月が近いと感じます。

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硯で墨を磨るのは、中学生の頃が最後でしたが、展示場をはじめて、だるまがやってくるようになってからは、一年に一度だけ、子供達が使っていた硯と筆を取り出して墨を磨ります。 これが以外と大変で、腕に力を入れて磨っても、なかなか濃い色の墨にならずに、何度か、繰り返し墨を磨ります。

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新旧交代、一年間、展示場に居てくれた、だるまを両目にします。 どうして片目に墨を入れるのかねよくわかりませんが、決まりごとのようなので、一年間居てくれた、だるまを両目にしてから、新しくやってきた、だるまの左目を入れ、右側は小さな眼にします。両目を入れた、だるまは、家に持ち帰り、どんど焼きのときに町内の子供達に持って行ってもらい焼かれます。