月: 2014年10月

プリットピッツェ湖群国立公園は、クロアチアの内陸部にあたり、そこからバスでアドリア海の海岸沿いの街に向かい、最初に世界遺産のトルギスルの街を訪れました。小さな街で、どの方向に歩いてもすぐに街から出てしまう感じでしたが、街の中心にある鐘楼を上まで上り見下ろすと、オレンジ色の屋根瓦がとても綺麗でした、わずかですがアドリア海も見えていました。鐘楼を昇階段は急なだけではなく昔の造りで、足を掛けると壊れるのではと心配しながら上り、翌日に体が痛くなった。

トロギルでは、露天の市場も覗きました、結局は何も買いませんでしたが、見ているだけでも楽しいです。 クロアチアでおみやげと言うと、見た目は良くないのですが、干しイチヂクがあります。半生のものが美味しかったですが、見た目はイマイチかな。オリーブオイルも沢山置かれていました。

トルギルの後は、スプリットの旧市街です、旧市街は大勢の観光客がいて、そこで暮らす人も多く素敵な街でした。アドリア海に到着してからは、ブーゲンビリアがやたらと目に着きました、地中海側は温暖なのでしょう、まるで沖縄にでも行ったような気分ですが、景色は違っています。ヨーロッパらしい雰囲気いいですね。 ここで、クロアチアで一番有名な会社のチョコを買いました。とても香りの強いラベンダーのポプリも、時間がたっぷりあり街を歩いているときに、ポケットに入っていた10クールを出しアイスを買って食べました。おつりが2クーネ。 1クーネが約20円

アドリア海に面したスプリットの街での夕食は シーフードで、山国育ちの私にはシーフードは大好物です。サイドにはイワシのマリネが入っていて、さっぱり味で肉に飽きた頃だったのでよかった。アドリア海の手長海老は少し大きめの海老が一皿に五匹、パスタと一緒に盛られていました。スィーツは毎度甘すぎです。トルコ旅行に行ったときに教えてもらいましたが、ヨーロッパの料理は基本的に砂糖を使わないので、日本料理のような味の巾があまりありません。海鮮は鮮度が決めてでしょうか。

スプリットの旧市街を離れた時には、まだ薄暗がったのですが、ホテルは郊外にあり、到着したときには真っ暗でした。 さっそく部屋の窓を開けるとアドリア海が見えていました。ドブロブニクのホテルも同じように窓を開けるとアドリア海を望めたので、ほんの少しだけ寒いバルコニーでしばらく海を見ていました。

今回の旅で楽しみにしていたのが、プリトビッチェとドブロブニクです。 プリトビッチェは16の湖と92の滝が織りなす素晴らしい景観を見せてくれる場所です。 東の九寨溝・西のプリトビッチェと言われています。 この公園の中を2時間以上の時間を掛けてウォーキングしました、こんなに歩いたのは久しぶりで、少し体が痛くなりましたが綺麗な風景のおかげで最後まで歩き切る事ができました。

ヨーロツパを襲ったハリケーンがドンドンクロアチアに近づいていて天気の事を物凄く気にしていたのですがラッキーな事に最高の天気でした、前日までは増水していて歩けない場所もあったようです、そして見学した翌日には、雪が降ったようです。 入り口から入っていくと最初に眼にする風景が大滝です、何段にもなり下の川に水が注がれていました、野生のカモもたくさんいて湖の中にはこれでもかと思えるほどマスの仲間でしょうか魚がたくさんいてビックリしました。

エメラルドグリーンの水で時間と共に色が皮っていきます、浅いところで2メートル深いところで40メートルの湖が続きます、対岸の景色が湖面に鏡のようになって写っています、とにかく綺麗な湖です。

上の湖から下の湖までは100メートル以上の高低差があり、幾つもの滝を通過して、それぞれに表情が違っていてあったく飽きることがありません。

湖に沈んでいた大木は、すぐにでも手が届きそうに見えていますが、10メートルの深さに沈んでいるので、いかにこの湖の水が透明なのかよくわかってもらえます、期待していた紅葉は、残念な事に、この夏が暑すぎて、早くから葉を落としてしまっていて見ることができませんでした。

公園の中では自然に咲いている花を見ることができ、一番たくさん見えたのがシクラメンです、原種系のシクラメンは今私の庭でも咲いていますが、自然の中で咲いているシレネ・スカビオサを見たのは初めての事で嬉しくなりました。 まだ他にも何種かの花が咲いていましたが気候のせいでしょうか色がとても綺麗でした。

今回の旅で、予定されていなかったのですが立ち寄った場所がありますプリトヴィッツェ湖群国立公園の30?北にあるスルンチツェ川とコラナ川の合流点にある小さな村です。 内戦で破壊された村は、復旧されて何も無かったかのような静けさを取り戻した村です。バスは川の流れる上高台の路で止められて道の下を見た時に、思わず歓声を揚げたくなる気持になってしまう素敵な風景。 初めて知る村で頭の中はノープログラムだったらいもあり高ぶる思いは久しぶりに感じる感覚でした。

坂道を下り橋の上まで行くと、村の様子を目の前にすることが出来ました。 村に建つ建物の床下からも水が流れ落ちた木となって下の川に流れ込んでいました、川に名が落ちる滝は幾つもあり橋の上に居るだけでもシブキが顔にもあたる感じで村中がマイナスイオンで包まれているようです。 晩秋のクロアチアの村は、本来であれば冬を前にして寒いはずでしたが、予想よりも暖かくて、とても気持ち良く思われました。

橋を渡り村の中に進むと池があります。 とても澄み切っていて綺麗な水、この池の水も滝となって下の川に流れて行きます。 こういった池は何か所かあるようです。

村の家には壁に花がかざられていて、ヨーロッパではこういった感じで見る事が出来る場所が多いです、川辺でツリバナを見つけました。 自宅のツリバナは実も落ち葉もほとんど落ちてしまっているのですが、暖かなのでしょうか、小さな村でした、村の中を歩いていても見かけた村人は数人だけで、滝音が聞こえて来るだけでした。

旧ユーゴスラビアが何国かに分裂した、その中のひとつがクロアチアです。 スロベニアもそんな中のひとつですが、スロベニアの首都からクロアチアの首都ザグレブまでは距離にしてわずか140ｋｍ、バスで走って2時間半ほどです。国境ではスロベニアの出国の検問とクロアチアに入国する為のチェックが行われました。一度バスを降りましたが、パスポートのチェックもなく意外とすんなり行きました。 考えてみればクロアチアも昨年EUに加盟したので、本来であればチェックはないのでは。

ザグレブに入り、バスを降りたのが街の旧市街の中心に近い場所で、近代的建物あり窓硝子に反対側に立っている街のシンボル的存在の聖母被昇天教会が写っていました。このビルの地下にはスーパーもあり、教会を見てからスーパーで買い物をしてクラッシュ社のチョコとザブレグで生まれたプッパークッキーを買いました。

聖母被昇天教会のふたつの搭の左側は修繕が終わり、今は右側の搭を修繕中です。大きな教会はヨーロッパで何度か見ているので、日本でお寺を見ているようなもの。スペイントレドのサント・トメ教会のステンドグラスは好きですが、どこの教会に行っても大なり小なりステンドがあり以前のようなときめきは消えています。

旧市街を歩いていると、石畳にテーブ席が置かれている店が続き、仕切りが面白いので1枚撮ってみました。この壁はコーヒーカップなどが貼り付けられていましたが、それぞれの壁が違っていました、坂を上っていくとクロアタのお店を見つけました。クロアチアはネクタイ発祥の国です。店内はチョッピリ見るだけにしましたが、一本10,000円以上はするのかな。クロアチアの人の平均月収は60,000円ほどらしいから、かなり高いですね。 坂の上に到着すると、聖マルコ教会が見えてきて、こちらの教会の方が気に入りました。教会の屋根瓦が素敵でした。今までに見てきた教会とは違う感じが良いのかもしれません。

世界で一番短いケーブルカー(ウスピニャチャ)に4クーネ(80円)クロアチアはEUに加盟しましたが、現在クロアチア通貨のクーネを使っています。買ったチケットを差し込みパンチング上が旧市街で66メートルを下ると新市街になります。路面を走るトラムがひっきりなしに行きかっていました。

ザグレブの夕陽も綺麗でした。 夕食は、市内のビール工場内のレストランで、いろんな種類のビールが有りましたが、飲めない私はブルーベリージュースを飲みました。 メインはザグレブ名物のチーズとハムを挟んだカツレツでした。ミラノで食べたカツレツよりは美味しかったかな。

ホテルは中央駅からも歩いて行けるシュラトンだったので、朝食前のまだ薄暗い時間に、ふたりで行って見ました。 6時頃だったと思いますが、思っていた以上に大勢の人がいて、いちばん驚かされたのが、駅の改札口のすぐ横でパン生地が並べられていて、奥で焼き、横の売店で販売していたことです。 トルコでは早朝から道端でパンが売られていました。ヨーロツッではパンが主食でしたね。

スロベニアの衆徒リュブリャナの旧市街に掛かる橋を三カ所渡りました。 いちばん印象的だったのが橋の両側にドラゴンを乗せた橋です。この橋を渡り広場の方に向かうと一カ所に三本の橋が並んで掛かっている三本の橋があり真ん中を車が両側の橋を人が渡っていて一番賑やかなところでした。最後に渡った橋の上にはワイヤーが張られていて以前は靴が欠けられて売り買いされていたようです。その橋の上にその高い男性が何人もいてビツクリデシタゼンインガ2メートル越えの大男達でスポーツをやっている選手でしょうか、こんなに大勢の背の高い人に出会ったのは初めての事でした。

イタリアに隣接しているスロベニアですが、海に面している場所はほんの少しだけで、その場所に塩の産地があり、そのこ塩を販売しているお店で塩を買いましたが結構な重さ、一緒に塩チョコも買いました、同じ通り沿いにチョコの専門店があったのですが、買いたくてもレジでの会計に時間が掛かり過ぎて諦めました、日本ではありえない事ですが海外では時々こういった場面に出合います。

麻はかすんで見えなかった城の霧が消えたのでロープウェーで城に上り街並みを見学した後で下りてきた公園に素敵な水のみ場がありました。私よりも大きなカンガルーで右手の咲きのコックを引くと口から水が出てきますお腹の部分の水ウケに落ちて排水はお尻からでした。

ランチは郊外でたべましたが素敵なお店でした。パスタのスープにメインは蕎麦粉の中に肉が入っていた、デザートはパイ生地を丸めた感じてた。 普通のランチでしたが

頼んだ飲み物は、クロスグリのジユースで最高に美味しかったです、この後、クロアチアニ行ってカラ何度かクロスグリのジュースを頼みましたが残念な事にありませんでした。 それともう一つが、この地方では2週間ほどの期間でしか取れないと言われているキノコを見せてもらいました、茶のキノコは(ユーチェック)アミタケにも似ていて笠の裏側がアミになっているのですが香りが全然違います、ほんのりマツタケでしょうか、黄のキノコは(リナシカ) キノコは大好きなので別注文でしたが頼みました。 歯ごたえがしっかりしていてとても美味しいキノコでした、こんな感じで炒めたキノコをサラダのように野菜ハーブ・チーズを添えて食べた事がなかったので、今回の旅の中でも１・２番の料理でした。