小豆島の醤油会席

以前は民宿だった、島宿真里は人気の宿で全室8部屋しかないこともあり、予約が取りづらい宿です。

住所が香川県小豆島醤油蔵通りと言うことだけのことはあり、醤油蔵をたくさん見かけることができます、このあたりに

19件た゛ったかな、醤油屋さんより、佃煮屋さんの方が多いらしい、島だといっても醤油と佃煮で7oo億円以上の

売り上げのある産業のようです。

そんな地の利を生かして、真里さんの夕食には醤油会席があります。

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大きなどんぶりの中に氷が敷かれ、その上に初夏の旬な魚貝と採りたての畑の野菜が盛られた、初夏の造り盛り鉢を

宿のご主人が自ら持ってきてくれて説明をしてくれました、さすが海に囲まれた島だけのことはありお刺身は抜群に

美味しかったです、一品づつ説明をしてもらったのですが口の中に入ったら忘れてしまいました、野菜はもろみで

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造りの盛り鉢と一緒に出されたのが、4品の醤油です。

右から諸味たれ・鶴醤・生あげ・頑固なこだわり醤油の順に並んでいます。

諸味たれは、醤油蔵の樽からすくったそのまま諸味に手を加え、山菱で味を調えた、真里自慢の諸味たれです、醤油の

原料である大豆・小麦がそのまま溶け込んだ独特のとろみ、諸味独特の力強い香りが残っています。

鶴醤はヤマロク醤油の杉樽再仕込みで国産の丸大豆と小麦で作った麹を、天日塩と地下水の中に仕込み、約一年半

熟成してできた生醤油の中へ、再度、麹を仕込んで造った再仕込醤油です。約2倍の原料と歳月が育んだ、非常に

濃厚な旨みがあります。

生あげは正金醤油のものです、醤の郷で最も古いもろみ蔵を正金醤油さんより、国内産丸大豆と小麦を使用した、

絞ったむままのお醤油を分けていただいて、商品になる前の醤油なので一週間ともたないようです

頑固なこだわり醤油はヤマヒサ醤油さんの漉しただけの本生、麹作りから一貫して自社で行い、原料にもかなりこだわを

持つヤマヒサさんが国内産農薬不使用の丸大豆と小麦を杉樽で仕込んだ濃口を、漉しただけの、本生

ご主人の説明を聞いたせいか、どの醤油も味わいながら、旬の魚貝を食べました、野菜は諸味たれで食べました。