合わせ硝子 和紙挟み 「みやび」

合わせ硝子の大きさを巾30センチ丈100センチにして5ミリ厚の硝子を2枚合わせ、中に手すき和紙を挟み込んで、大きな表札を作りました。 こんな感じの表札を作りたいと考えてから、いろいろ検討するなかで、製作メーカーからは難しいと何度か言われました。 和紙を挟む事は難しいのではなく、私が考えたのが大きな硝子の中に2枚の和紙を使用したいと考えたからです。 和紙を2枚使用すると硝子に抵抗が掛かり割れてしまう可能性がある事と、気泡が入り込みやすい事が問題でしたが、いろいろ工夫をしてもらい完成することが出来ました。

038  066 040

合わせ硝子の中に、阿波和紙の金和紙L-16を上の名前の部分に下は金和紙のL-4を使いました。 金和紙は、麻の繊維を漉き込んだ和紙で、麻の繊維の光沢感がある事から金和紙と言われ光に透かすと、繊維が綺麗に見えてきます。 名前は和文字と欧文字をフロートガラスの表面に彫り込み黒く色づけしています。

065 068

当社オリジナル商品となるので合わせ硝子和紙挟みの名前を「みやび」としました。 当社には、オリジナル商品が幾つもあり、それぞれ当社で名前わ付けています。 ガラスパネルの横にタイルのフラワーサークルのピンク色と白色を貼り付けました。

042 043

側面から見るとフロートガラスの5ミリの硝子板が合わさっている事が良くわかります。 硝子と硝子の隙間に見えているのが中間膜で、その中間膜の間に和紙が挟まっています。 表札は家の外に取り付けるものですから陽が当たります。 和紙に直接陽があたると変色してしまいますが、中間膜は紫外線を殆どカットしてしまうので和紙の変色を防ぐ事ができます。