ニューカットダルのお土産

先週、京都に行った時に、今回 幹事をしてくれた、ホリーガーデンさんに、アルファベットを彫り込んだニューカッタダルを

持っていきました。

ダルサイン 001 ダルサイン 002

カットダルを彫るときには、ガラスブロックを彫るときと同じように、最初にコンピューターで、トレシングペーパーに文字を

印刷します、それをもとに、樹脂でマスクを作ります、見ずらいですが、マスクの中の文字の部分の厚みが薄くなっている

んです。

カットダルサイン 001 カットダルサイン 002 カットダルサイン 003

マスクをカットして、ニューダルの彫り込む面に貼り、ダル全体を養生してから、サンドブラストで細かな砂を吹き付けると

マスクの文字のある薄い部分だけが彫り込まれていきます。

カットダルサイン 004 カットダルサイン 005

彫りが終わったら、色付けでスプレーでアクリルのホワイトを吹き付けて色を付けるのですが、ガラス製品は、色を付けるの

が難しい商品で、秘密の接着剤を色付けする前に使用しています。

カットダルサイン 006 カットダルサイン 007 カットダルサイン 008

カッダルサインの完成です、出発前にあまり時間が無かったのですが、マキに頼んで何とか間に合わせてもらいました。

カットダルを作ってから五年ぐらいは経ちました、最初は、輸入されたダル板30?×20?厚みが25mmの厚板ガラスを

ガラスカッターとハンマーで加工して作ったものです、輸入ダルはガラスの中に気泡が入っていて、今使用しているものと

比べると、決して綺麗だとは言えませんでした、もともと装飾などで使用されていたダル板は、景気が悪くなると商社の

輸入量が激減して、欠品が出るようになったので、国内のガラスメーカーにお願いして作って貰うようになりましたが

最初は、用途を説明すると、床埋めだと割れてしまうのではと、なかなか良い返事をもらえませんでした。 根気よく

説明した、厚みが多少薄くなりましたがね同じ大きさのものを、色も決めて作ってもらうようになりました、 国産では

ダル板がほとんどなかったので、その理由は、徐冷窯がないからです。 徐冷窯がないと厚みのあるカラスを安定して

冷やすことができないので、輸入ダルと比較すると加工の時に失敗する確率がかなり高いものでした、慣れている私が

加工しても、色によっては、半分失敗でした。 今は、お願いして、型にガラスを流し込んでカットダルを作ってもらうように

しました。 コストは多少高くつくのですが失敗がありません。 国産のダルは気泡もほとんどなく綺麗です。

今迄は、コンクリートの床に埋め込んで使用しているだけでしたが、これからは、壁に取り付ける事もできます。